デイサービス・ショートステイの違いと選び方|
行きたくない時の対応
ただ、この2つには「合う・合わない」がはっきり出ます。同じ「デイサービス」という名前でも、雰囲気も過ごし方も、驚くほど違うのです。だから「近いから」「空いていたから」だけで決めてしまうと、本人が行きたがらなくなって、結局続かないということが起こります。
この記事では、2つのサービスがどんなものか、そして見学や体験でどこを見ればいいのかを、介護の知識がないご家族にもわかるように整理していきます。
介護保険の制度は定期的に見直されます。2026年(令和8年)6月には介護報酬の改定が行われており、サービスの区分や料金の計算のしかたは今後も変わっていきます。そのため、この記事では具体的な金額や、日数の細かい数字の断定は避けています。
実際に利用するときは、必ず担当のケアマネジャー、地域包括支援センター、市区町村の介護保険の窓口、そして利用を考えている事業所で、最新の内容をご確認ください。
① この2つは「在宅を続けるための土台」です
在宅で介護を続けるとき、家族が一番つらくなるのは「途切れないこと」です。朝も昼も夜も、平日も休日も、ずっと気を張っている。休みの日がない。そういう状態が何か月も続くと、どんなに親を大切に思っている方でも、体と気持ちが持たなくなっていきます。
デイサービスとショートステイは、その「途切れない時間」に区切りを入れるためのサービスです。
- デイサービス(通所介護)——日中、施設に通って過ごすサービス。送迎があり、食事や入浴、体操やレクリエーションなどをして夕方に帰ってきます。「日中の数時間」を任せられる
- ショートステイ(短期入所)——数日から数週間、施設に泊まって過ごすサービス。「まとまった日数」を任せられる
そして大事なのは、この2つはご本人にとってのサービスでもあり、介護するご家族にとってのサービスでもあるということです。「自分が休むために親を預けるなんて」と後ろめたく思う方は本当に多いのですが、制度としてそれは想定されていることです。特にショートステイは、介護する家族の休息(レスパイトといいます)を目的に使うことが、はっきり認められているサービスです。
もうひとつ、覚えておいていただきたいことがあります。デイサービスは、事業所によって中身がまったく違います。
大人数でにぎやかに過ごすところ、少人数で静かに過ごすところ。体操やリハビリに力を入れているところ、手芸や書道など趣味の活動が中心のところ。お風呂が大きくて自慢のところ、食事に力を入れているところ。「デイサービス」という同じ言葉でも、実際に行ってみると別物です。
だからこそ、選ぶこと・見に行くことに意味があるのです。この記事の後半は、そのための具体的な見方に絞って書いています。
② デイサービス(通所介護)とは何をする場所か
正式には「通所介護(つうしょかいご)」といいます。日帰りで施設に通い、食事や入浴の手伝いを受けたり、体を動かしたり、他の人と話したりして過ごすサービスです。
1日の流れ(一般的な例)
事業所によって違いますが、一般的にはこんな流れで案内されています。
| 時間帯 | 過ごし方の一例 |
|---|---|
| 朝 | 送迎の車が自宅まで迎えに来ます。到着後、体温や血圧を測るなど健康チェックがあるのが一般的です |
| 午前 | 入浴(順番に案内されます)、体操、機能訓練など。お茶の時間があるところも多いです |
| 昼 | 昼食。食べる力に合わせて、きざんだ食事やとろみをつけた食事などを用意している事業所もあります。食後に口の体操や歯みがきをするところもあります |
| 午後 | 休憩のあと、レクリエーション(ゲーム、歌、手芸、書道、脳トレなど)や、個別の機能訓練 |
| 夕方 | おやつ、帰りの支度をして、送迎の車で自宅へ |
- 送迎——自宅から施設までの行き帰りを事業所の車で送ってもらえます
- 食事——昼食(事業所によっておやつも)。食べやすい形に調整してもらえることがあります
- 入浴——一人での入浴が不安な方も、職員の手伝いを受けて入れます。設備は事業所によってかなり違います
- 機能訓練——歩く練習、体操、口の体操など、体の力を保つための取り組み
- 健康のチェック——体温・血圧・体重などの確認。看護職員がいる事業所もあります
- 人と過ごす時間——実はこれが一番大きい価値かもしれません。家に一人でいる時間が減ります
入浴だけを目的に使う、という考え方もあります
「デイサービスに行くのは気が進まない」という方でも、お風呂のために通うと考えると受け入れやすい場合があります。自宅の浴槽は高齢の方には深くて危険なことが多く、家族が入浴を手伝うのは体力的にも精神的にも大きな負担です。転倒事故が起きやすい場所でもあります。
デイサービスには、手すりや椅子が備わった浴室、座ったまま入れる機械浴(特殊浴槽)を用意している事業所もあります。安全に湯船に入れる、というのは想像以上に大きなことです。
要介護度によって使えるかどうかが変わります
通所介護(デイサービス)を介護保険で使えるのは、原則として要介護1から5の認定を受けた方とされています。要支援1・2の方の場合は、市区町村が行っている「介護予防・日常生活支援総合事業」の中の通所型のサービスを利用する形になるのが一般的です。
この区分は市区町村ごとに運用が異なる部分があるので、「自分の親は何が使えるのか」は地域包括支援センターかケアマネジャーに確認してください。
③ よく似たサービスとの違い(デイケア・地域密着型・認知症対応型)
ここが最初につまずくところです。パンフレットを集めると「通所介護」「通所リハビリテーション」「地域密着型通所介護」「認知症対応型通所介護」といった似た名前が並んでいて、混乱します。表で整理します。
| サービス名 | 特徴・どんな人に向くか |
|---|---|
| 通所介護 (一般のデイサービス) |
もっとも数が多い、標準的なデイサービスです。食事・入浴・機能訓練・レクリエーションなど、生活を支えることが中心。原則として要介護1〜5の方が対象とされています |
| 通所リハビリテーション (デイケア) |
リハビリが中心のサービス。介護老人保健施設や病院・診療所に併設されていることが多く、医師の指示のもとで、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリの専門職が関わります。退院後に体の機能を取り戻したい方、リハビリをしっかり続けたい方に向きます。要支援の方も対象になり得るとされています |
| 地域密着型通所介護 (小規模デイサービス) |
利用定員18人以下の小規模なデイサービス。運営は市町村が指定するため、原則としてその市町村に住んでいる方が対象です。少人数で家庭的な雰囲気のところが多く、大人数が苦手な方に向く場合があります。要介護1以上の方が対象とされています |
| 認知症対応型通所介護 (認知症デイサービス) |
認知症の方に対応することを目的としたデイサービス。利用定員は12人以下とされ、職員の配置が手厚めです。認知症と診断されていて要介護1以上、かつ事業所と同じ市町村に住んでいる方が対象とされています。特別養護老人ホームなどに併設された形、単独の形、グループホームの共用スペースを使う形などがあります |
- 体の機能を取り戻したい・専門的なリハビリを続けたい → 通所リハビリ(デイケア)を候補に
- 日中の生活を支えてほしい・人と過ごす時間をつくりたい → 通所介護(デイサービス)を候補に
- 大人数が苦手・にぎやかな場所が落ち着かない → 小規模なところ(地域密着型など)を候補に
- 認知症があって、一般のデイでは落ち着かない・不安が強い → 認知症対応型を候補に
デイケアは医療機関に併設されていることが多く、リハビリの時間はしっかりしている一方、過ごす時間そのものは短めに設定されているところもあります。デイサービスは、朝から夕方まで過ごせて入浴もでき、生活全体を支える力があります。
「何のために通うのか」で選ぶのが、いちばん失敗しない考え方だと思います。目的がはっきりしていれば、ケアマネジャーも合うところを探しやすくなります。
④ デイサービスの選び方——7つの見る視点
では、実際にどこを見て選べばいいのでしょうか。7つの視点に分けて整理します。
1. 規模(人数の多さ)
大きい・小さいのどちらがよいという正解はありません。本人の性格に合うかどうかです。
| 大きめの事業所 | 小さめの事業所 | |
|---|---|---|
| 雰囲気 | にぎやか。行事やイベントが多いところも | 家庭的で落ち着いている |
| 活動 | 種類が多く、選べる幅が広いことがある | 一人ひとりに合わせた過ごし方をしやすい |
| 向いている方 | 人と話すのが好き、活動的に過ごしたい | 大人数が苦手、静かに過ごしたい、耳が聞こえにくい |
意外と見落とされるのが聞こえの問題です。人が多い場所はざわざわして、耳が遠い方には言葉が聞き取りづらく、それだけで「行きたくない」につながることがあります。
2. 何をして過ごすか(活動の内容)
ここが「合う・合わない」のいちばん大きな分かれ目になります。
- 体を動かす系——体操、マシンを使った運動、歩行の訓練が中心
- 趣味・創作系——手芸、書道、絵、園芸、料理など
- ゲーム・レク系——歌、風船バレー、ボウリング、脳トレなど、みんなで楽しむ活動が中心
- 自由に過ごす系——決まったプログラムを押しつけず、本人のペースで過ごすことを重視
- お風呂・食事重視型——入浴設備や食事を売りにしているところ
「うちの親は集団でゲームをするタイプではない」——そう感じるなら、それは正しい直感です。無理に合わせても続きません。本人がこれまで好きだったことを思い出して、それに近い活動があるところを探してみてください。新聞を読むのが好きだった、庭いじりが好きだった、囲碁が好きだった。そこを手がかりにすると、意外に合うところが見つかります。
3. お風呂の設備
入浴を目的にするなら、ここは必ず確認してください。
- 個浴(一人ずつ入る浴槽)はありますか。大浴場だけですか
- 手すりや、座ったまま入れる設備はありますか
- 立つのが難しくなっても入れますか(機械浴の有無)
- 他の人と一緒に入るのか、一人ずつ入れるのか
- 入浴を担当する職員は同性ですか。希望は伝えられますか
- 髪を洗ってもらえますか。爪切りなどはどうなりますか
4. 送迎の範囲と時間
デイサービスには、それぞれ送迎できる範囲(実施地域)が決まっています。範囲外だと、そもそも通えません。また、範囲内でも次の点は確認しておきたいところです。
- 自宅は送迎の範囲に入っていますか
- 迎えに来る時間、帰ってくる時間はどのくらいになりますか
- 車に乗っている時間はどのくらいですか(何人も回るため、長くなることがあります)
- 玄関まで、あるいは部屋まで迎えに来てもらえますか。家族が留守でも大丈夫ですか
- 車いすのまま乗れる車はありますか
- 階段や段差があっても対応してもらえますか
車に乗っている時間は、意外に見落とされます。送迎は何軒も回るので、乗車時間が長くなることがあります。体調によっては、それ自体が負担になることも。「うちは何番目に迎えに来ますか」と聞いておくと、実際の生活のリズムが見えてきます。
5. 医療的なことへの対応
持病がある方、薬の管理が必要な方は、ここが重要です。
- 看護職員はいますか。毎日いますか、それとも決まった曜日だけですか
- 薬を飲む時間があるとき、声をかけてもらえますか
- インスリン、在宅酸素、たんの吸引、経管栄養など、必要な対応をしてもらえますか
- 糖尿病や腎臓病などで食事の制限があるとき、対応してもらえますか
- 体調が悪くなったとき、どう連絡が来ますか。かかりつけ医との連携はどうなりますか
6. 認知症への対応
認知症がある場合、事業所の慣れや姿勢が大きく影響します。認知症対応型のデイサービスでなくても、認知症の方を多く受け入れて経験を積んでいる事業所はたくさんあります。
- 認知症の方は、今どのくらい利用されていますか
- 同じことを何度も聞いてしまうとき、どう対応されていますか
- 「帰りたい」と落ち着かなくなったとき、どうされますか
- 職員に認知症の研修は行われていますか
- 本人が忘れてしまっても困らないような工夫はありますか(持ち物の管理など)
7. 通う曜日と回数の融通
希望の曜日が空いているかは、現実的にとても大きな問題です。「週2回、月曜と木曜がいい」と思っても、その曜日が満員のこともあります。
また、あとから回数を増やせるかも聞いておくとよいでしょう。最初は週1回から始めて、慣れたら増やすという進め方はよくありますが、「増やしたいときに空きがない」ということも起こります。
⑤ 見学・体験でここを見る【チェックリスト】
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
デイサービスは、見学ができます。そして多くの事業所では、体験利用(お試しで1日過ごしてみること)もできます。これを使わずに決めてしまうのは、もったいないことです。
- 候補は2〜3か所見ておくと比べられます。1か所だけだと「これが普通なのか」がわかりません
- 申し込みはケアマネジャーを通すのが基本です。「見学したい」と伝えれば、日程の調整をしてくれます
- 実際に通う予定の曜日・時間に行く——曜日によって人数も活動も雰囲気も変わります
- できればご本人と一緒に——使うのは本人です。ただし、本人が乗り気でないときは、まず家族だけで下見に行き、よさそうなところにだけ一緒に行く、という段取りもできます
- 体験利用ができるか聞いてみる——見学は数十分、体験は1日過ごします。わかることの量がまったく違います
見学のときに「人」を見る
設備よりも、正直なところ職員と利用者の様子のほうが多くを教えてくれます。
- すれ違ったとき、こちらに自然にあいさつをしてくれるか
- 利用者への声のかけ方——名前を呼んでいるか。「おじいちゃん」「ちゃん付け」など、大人に対する言葉になっているか
- 話すときに目線の高さを合わせているか(座っている方に、しゃがんで話しかけているか)
- 表情に余裕があるか。急いでいる様子ばかり、疲れきった顔ばかりだと、少し気になります
- 職員同士の会話の様子。利用者の前で私語や不満を話していないか
- 案内してくれた方が、質問にごまかさず答えてくれるか。「できません」も正直に言ってくれるほうが信頼できます
- 表情——楽しそうか、退屈そうか、緊張しているか
- 会話——利用者同士、あるいは職員との間に会話があるか。ずっと黙ってテレビを見ているだけになっていないか
- 身なり——服が乱れたままになっていないか、髪や口元が整えられているか
- 過ごし方に幅があるか——全員が同じことを強制されているのではなく、休んでいる人、別のことをしている人がいてもよい雰囲気か
- 年代や男女のバランス——本人と近い方がいるか。男性が一人だけになりそうな環境だと、居づらいことがあります
建物と環境を見る
- におい——強い臭いがしないか。逆に、消臭剤の香りが強すぎないか
- 清潔さ——床、トイレ、洗面所。特にトイレは必ず見せてもらってください。手すりの位置、広さ、車いすで入れるか、においや汚れ
- 明るさと音——暗すぎないか。テレビの音や音楽が大きすぎないか
- 安全——段差、手すり、床のすべりやすさ、通り道に物が置かれていないか
- 静かに休める場所があるか——疲れたときに横になれる、あるいは静かに座れる場所があるか
- 温度——寒すぎ・暑すぎないか。高齢の方は体温の調節が難しくなります
食事について確認する
食事は、通う楽しみに直結します。可能なら見せてもらう、できれば食べさせてもらうのがいちばんです。体験利用なら実際に食べられます。
- 食事は施設で作っていますか、外から届きますか
- 献立を見せてもらえますか。同じような内容が続きませんか
- かむ力・飲み込む力に合わせた形(きざみ、やわらか食、とろみ)に対応できますか
- アレルギーや、医師から言われている制限に対応できますか
- 好き嫌いや、食べられない物への配慮はしてもらえますか
- 食べるのが遅い場合、急かされませんか
送迎の実際を確認する
見学のときに、送迎の車を見せてもらうとよいでしょう。乗り降りのしやすさ、段差、車いす対応の様子が見えます。可能なら、送迎の時間帯に居合わせてみてください。到着した利用者さんへの声のかけ方に、その事業所の空気が出ます。
あわせて聞いておきたい実務のこと
- 持ち物——着替え、タオル、靴、飲み物など何が必要か。名前を書く必要はあるか
- 費用——介護保険の自己負担分のほかに、食費・おやつ代・おむつ代・レクの材料費などがいくらかかるか。「保険の分以外に、月にいくらぐらいになりますか」と具体的に聞いてください
- 休むときの連絡——当日でも大丈夫か、キャンセル料はかかるか
- 連絡帳——その日の様子をどう伝えてもらえるか。家からも伝えられるか
- 体調が悪くなったときの連絡——誰に、どのタイミングで連絡が来るか
- 行事や外出——季節の行事や外出はあるか。参加は強制ではないか
そして、いちばん大事なこと
チェックリストを全部埋めることより大事なことがあります。
ご本人が、その場所で居心地よさそうにしているかどうかです。
体験利用から帰ってきたときの表情、口ぶり、次の日の様子。それがすべてを語ります。設備が新しくても、評判がよくても、本人が「あそこはどうも」と感じるなら、その感覚を軽く扱わないでください。逆に、少し古い建物でも「あの人がおもしろかった」と話すなら、それは通い続けられるサインです。
そして、はっきりした言葉で言わない方もいます。「まあ、いいよ」の中身は、表情や体の力の抜け方に出ます。帰ってきたときに疲れきっているのか、少しすっきりしているのか。そこを見てあげてください。
⑥ ショートステイとは——家族が休むためのサービスでもあります
ショートステイは、介護が必要な方が短期間、施設に泊まって過ごすサービスです。日中だけのデイサービスと違い、夜も含めて任せられます。
何のためのサービスなのか
- 介護する家族が休むため——「レスパイト」と呼ばれる使い方です。制度としてきちんと想定されている目的です
- 家族の用事のため——冠婚葬祭、出張、旅行、自分の通院や入院など
- 家族が体調を崩したとき——介護する人が倒れてしまったときの受け皿になります
- 本人の生活にリズムをつけるため——人と過ごす、体を動かす機会になります
- 将来のための慣らし——いずれ施設への入居を考えるとき、泊まる経験があると本人も家族も落ち着いて考えられます
「家族が休むために使う」ことに、遠慮はいりません。これは制度の趣旨に沿った使い方です。介護は、いつ終わるかわからないまま続きます。途中で介護する側が倒れてしまえば、いちばん困るのはご本人です。休むことは、介護を続けるための手段です。
2つの種類があります
ショートステイには、大きく2つの種類があります。名前が似ていてまぎらわしいので、表にします。
| 短期入所生活介護 (一般に「ショートステイ」) |
短期入所療養介護 (医療型ショートステイ) |
|
|---|---|---|
| 中心になること | 食事・入浴・排せつなど、生活の支えと機能訓練 | 看護や医学的な管理のもとでの介護、機能訓練 |
| 受け入れる場所 | 特別養護老人ホーム、一部の有料老人ホームなど | 介護老人保健施設、療養病床のある病院・診療所など |
| 向いている方 | 医療的な処置は特に必要なく、生活の支えが必要な方 | 持病の管理が必要な方、たんの吸引や点滴など医療的な対応が必要な方、退院してすぐの方 |
| 数の多さ | 事業所の数が多く、選びやすい | 数は少なめ。地域によっては選択肢が限られます |
どちらを使うかは、ご本人の状態によって決まります。まずはケアマネジャーに相談してください。「医療的なことが必要かどうか」の線引きは、家族が自分で判断できるものではありません。
ショートステイでの過ごし方
朝起きて、食事をして、入浴の日には入浴して、体操やレクリエーションをして、夜は寝る。生活そのものを施設で送るイメージです。夜間も職員が対応します(体制は施設によって違います)。
デイサービスと同じように、施設によって雰囲気は大きく違います。相部屋が中心のところ、個室があるところ。にぎやかなところ、静かなところ。ここでも、見学は有効です。
⑦ ショートステイの選び方と、使うときの注意
日数のルールの「考え方」
ショートステイには、利用できる日数に一定の決まりがあります。ただし細かい運用は自治体によって差があり、制度の見直しでも変わり得るところなので、この記事では考え方だけをお伝えします。
- 続けて泊まれる日数には上限があります——一定の日数を超えて連続して利用した場合、その超えた部分は介護保険の給付の対象にならず、自己負担になるという考え方が示されています
- 要介護認定の有効期間に対して、使いすぎないようにする目安があります——「認定されている期間のおおむね半分を超えないように」という趣旨の目安が案内されています。ショートステイは「在宅で暮らすことを支えるためのサービス」なので、実質的に住む場所になってしまわないようにという考え方です
- 1か月に使える量は、ほかのサービスと合わせた枠の中で決まります——要介護度ごとに、介護保険で使える1か月の上限(区分支給限度額)が決まっています。デイサービスや訪問介護と合わせて、この枠の中で組み立てます
- やむを得ない事情があるときの相談はできます——長く使う必要があるときは、理由を示す書類や、それを踏まえたケアプランを作って市区町村に届ける仕組みが案内されています。まずはケアマネジャーに相談してください
インターネットの情報(この記事も含みます)で見た日数をそのまま当てはめてしまうと、あとで「保険の対象外でした」ということが起こり得ます。実際に使える日数は、ケアプランを作る担当のケアマネジャーに計算してもらってください。それがケアマネジャーの仕事です。
予約は、思っているより早めに
ショートステイで多くの方がぶつかるのが、予約が取りにくいという現実です。人気が高く、地域によっては希望者が定員を上回っている状況が続いていると言われています。
- 早めに動く——用事の日程が決まったら、できるだけ早くケアマネジャーに伝えてください。「まだ確定ではないけれど」の段階でも構いません
- 混みやすい時期がある——年末年始、お盆、連休は特に集まりやすいと言われます。行事や旅行の予定は早めに
- 複数の施設に登録しておく——1か所に決め打ちしないほうが、いざというときに動けます。ケアマネジャーに「何か所か使えるようにしておきたい」と伝えておくとよいでしょう
- キャンセルが出ることもあります——満室と言われても、直前に空くことがあります。あきらめる前に確認を
急に必要になったときは
介護する方が急に倒れた、入院が必要になった——そういうときのために、緊急の受け入れに対応している事業所もあります。ただし空きの状況によっては、いつも使っているところではなく別の施設になることもあります。
大事なのは、そうなる前に「もしものときはどうするか」をケアマネジャーと話しておくことです。「私が倒れたら、この人はどうなりますか」と聞いておくだけで、いざというときの動きがまったく変わります。急ぎで困ったときは、担当のケアマネジャーか、地域包括支援センターが相談先になります。
持ち物の準備を、あとで楽にする工夫
ショートステイは、荷造りが毎回それなりの手間になります。案内されている一般的な準備の考え方をまとめます。
- 必要な物は施設に確認——施設ごとにリストがあります。用意されている物(シャンプーやタオルなど)は持って行かなくてよい場合があります
- 衣類は最小限で足りることが多い——洗濯をしてもらえる施設では、何組かで足りることがあります。「洗濯はお願いできますか」と確認してみてください
- すべての持ち物に名前を書く——洗濯で他の方の物と混ざるのを防げます。書きにくい物にはネームタグを使う方法もあります
- 薬は多めに、説明のわかる形で——お薬手帳や薬の説明書も一緒に。飲む時間や量がわかるようにしておきます
- 持ち物リストを作っておく——一度作れば次から使えます。同じ物を毎回入れる袋を決めておくと、さらに楽です
- 高価な物や大切な物は持って行かない——紛失のもとになります。指輪や現金などは家に置いていくのが無難です
- 安心できる物をひとつ——いつも使っているタオル、写真、時計など。慣れない場所での不安がやわらぐことがあります
ショートステイを選ぶときに見ること
- 部屋——個室か相部屋か。相部屋の場合、何人部屋か。カーテンなどの仕切りはどうか
- 夜間の体制——夜、職員は何人いるか。呼び出しのボタンはあるか。トイレの手伝いはどうしてもらえるか
- トイレ——部屋から近いか。夜に一人で行けるか、付き添ってもらえるか
- 入浴——泊まっている間に何回入れるか。設備はどうか
- 医療面——薬の管理、看護職員の体制、体調が悪くなったときの連絡と対応
- 本人の希望をどこまで聞いてくれるか——起きる時間、食べたくないときの対応、一人で過ごしたいときなど
- 帰ってきたあとの申し送り——泊まっている間の様子(食事、睡眠、排せつ、体調)を教えてもらえるか
ただ、「いつもと違う」が続くようなら、ケアマネジャーや施設に伝えてください。過ごし方が本人に合っていなかったのかもしれませんし、体調の変化かもしれません。次の使い方を一緒に見直せます。
泊まっている間の様子を教えてもらえる施設なら、「何が本人に合わなかったのか」が見えやすくなります。だから申し送りの丁寧さは、選ぶときの大事なポイントです。
⑧ 「行きたくない」と言われたとき、どうするか
これは、本当に多くのご家族が悩むところです。せっかく手続きをして、事業所も決まって、これで少し楽になると思ったら、本人が「行きたくない」と言う。がっかりしますし、途方に暮れます。
この章は、少し丁寧に書かせてください。
まず、その気持ちは自然なことです
考えてみてください。知らない場所に、知らない人たちの中に、車で連れて行かれて、一日過ごす。しかも「介護を受ける人」として。それを気軽に受け入れられる人が、どれだけいるでしょうか。
「行きたくない」は、わがままではありません。不安であること、自分の暮らしを自分で決めたいこと、まだ人の世話になるつもりはないという気持ち——どれも、その方が人として持っている当然の感覚です。
言われている理由を、いくつかに分けて考える
「行きたくない」の中身は、実はひとつではありません。よく挙げられる理由を整理します。
| 言われがちなこと | その裏にあるかもしれない気持ち・事情 |
|---|---|
| 「あんなところに行く必要はない」 | 介護を受ける立場になることへの抵抗。自分はまだ大丈夫だと思っていたい。プライドの問題であり、否定できるものではありません |
| 「面倒くさい」「疲れる」 | 本当に体力的にきつい可能性があります。朝の支度、車での移動、一日の活動。時間や回数が合っていないのかもしれません |
| 「話が合わない」「面白くない」 | 活動の内容や利用者層が合っていない可能性。ゲームや歌が苦手な方、他の利用者と年代や関心が違う方は、居場所を感じにくいです |
| 「お風呂は嫌だ」 | 人前で裸になることへの抵抗。当然の感覚です。個別に入れる事業所なら解決することがあります |
| 何も言わないが行きたがらない | 言葉にしにくい事情があるかもしれません。トイレが心配、聞こえにくくて会話に入れない、特定の人が苦手、など |
| 「家にいたい」 | 家が好き、慣れた場所が安心。それ自体は尊重されるべき気持ちです。頻度や時間を減らして折り合いをつける方法もあります |
理由が違えば、打ち手も変わります。だから、まずは聞くことから始めてほしいのです。
やってみるとよいこと
- まず理由を聞く——「どうして?」と責めるのではなく、「何が嫌だった?」「どんなところだった?」と、様子を聞く形で。すぐに答えが出なくても、何度か聞いていると出てくることがあります
- 否定しない——「そんなこと言わないで」「みんな行ってるよ」は、気持ちを閉じさせてしまいます。「そうか、嫌だったんだね」から始めてください
- 体験から始める——最初から「毎週通うもの」として話すと重くなります。「一回だけ見に行ってみない?」なら受け入れやすいことがあります
- 回数と時間を減らしてみる——週2回が負担なら週1回。1日が長いなら半日で終われる事業所を探す。「ゼロか全部か」ではありません
- 曜日を変えてみる——曜日によって利用者も活動も違います。合う曜日があるかもしれません
- 事業所を変えてみる——これがいちばん効く場合があります。同じ「デイサービス」でも別物です。合わなかったのは本人のせいではありません
- 目的を言い換えてみる——「介護を受けに行く」ではなく、「お風呂に入りに行く」「体操に行く」「先生に体を見てもらいに行く」。本人が納得できる理由があると、行きやすくなることがあります
- 役割をつくってもらう——してもらうだけの立場だと居心地が悪いものです。得意なことを活かせる場面があると変わることがあります。事業所に「こういうことが得意な人です」と伝えてみてください
- ケアマネジャーに相談する——一人で説得しようとしないでください。第三者から言われたほうが受け入れられることもありますし、別の事業所やほかのサービスへの切り替えも相談できます
「みんな行っているんだから」「私がどれだけ大変か分かってるの」といった言い方も、追い込んでしまいます。追い込まれた人は、心を閉じます。
それでも、そう言ってしまう日はあると思います。疲れきっていれば当然です。それはご家族が悪いのではなく、一人で抱えすぎているサインです。そういうときこそ、ケアマネジャーに「もう限界です」と正直に伝えてください。
それでも合わないときは、別の道もあります
いろいろ試して、それでもデイサービスが合わない方もいます。人と過ごすことがどうしても苦手な方、体調的に通うのが難しい方。
そのときは、別の形で支える方法を考えます。訪問介護(ヘルパーが自宅に来る)、訪問看護、訪問入浴、訪問リハビリ。家から出ずに受けられるサービスもあります。組み合わせ方は、ケアマネジャーと一緒に考えられます。
在宅で使えるサービスの全体像は、一人暮らしの親に使える在宅介護サービスまとめで整理しています。「通うのが無理なら、他に何があるのか」を知っておくと、選択肢が広がります。
⑨ 費用の考え方——金額が人によって変わる理由
「いくらかかりますか」——これがいちばん気になるところだと思います。ただ、この記事ではあえて具体的な金額を書きません。書いたところで、ご自身の場合の金額とは違ってしまうからです。
代わりに、何によって金額が変わるのかという仕組みをお伝えします。これが分かっていれば、事業所やケアマネジャーに聞くときに、必要な情報を引き出せます。
- 要介護度——介護の必要度が高いほど、1回あたりの利用料も高くなる仕組みです
- 利用する回数・日数——当然ですが、通う回数が増えれば負担も増えます
- 事業所の規模やサービス内容——規模の区分や、事業所が満たしている体制(加算といいます)によって料金が変わります
- 利用する時間の長さ——デイサービスは、過ごす時間の長さで料金の区分が分かれています
- 自己負担の割合——介護保険では、所得に応じて自己負担が原則1割、所得によって2割または3割となります。介護保険負担割合証に記載されています
- 地域——地域ごとの単価の違いがあり、同じサービスでも金額が変わります
- 保険の対象外の費用——食費、おやつ代、おむつ代、レクの材料費、送迎範囲外の追加費用など。これらは介護保険の1〜3割負担とは別に、実費でかかります
- ショートステイは食費と滞在費が別にかかります——泊まるサービスなので、食事の費用と部屋の費用(滞在費)が自己負担になります。部屋の種類(個室か相部屋か)によっても変わります
つまり、少し前に調べた金額や、他のサイトに載っている金額が、今の金額とは違っている可能性があります。
実際の料金は、必ず担当のケアマネジャーと、利用を考えている事業所にご確認ください。契約の前には、料金の説明を書面で受けられます。「保険の分と、それ以外の実費を分けて、月にいくらになるか教えてください」と聞くのがいちばん確実です。
1か月に使える量には枠があります
介護保険には、要介護度ごとに「1か月にこれだけまで保険を使えます」という上限(区分支給限度額)があります。デイサービス、ショートステイ、訪問介護などを、この枠の中で組み合わせて使うことになります。
枠を超えて使った分は、全額が自己負担になります。だから、「デイサービスを増やしたい」と思ったときには、他のサービスとのバランスも見ることになります。この計算をしてくれるのがケアマネジャーです。「予算はこのくらいにおさえたい」と伝えれば、その中で組んでもらえます。
負担を軽くする制度があります
介護のお金の負担を軽くする公的な制度は、いくつも用意されています。
- 高額介護サービス費——1か月の自己負担が一定額を超えたとき、超えた分が戻ってくる仕組み
- 介護保険負担限度額認定——所得が低い方について、ショートステイや施設での食費・滞在費(居住費)の負担に上限を設ける仕組みです。市区町村に申請して認定を受け、認定証を事業所に見せて使います。申請しないと適用されませんので、該当しそうな場合は必ず確認してください
- 医療費控除——サービスの種類によっては、確定申告で控除の対象になる場合があります
- 市区町村独自の助成——おむつ代の助成など、地域ごとの制度もあります
特に負担限度額認定は、申請しなければ受けられません。「知らなくて、何か月も高い食費を払っていた」ということが起こり得ます。ショートステイを使うなら、一度は市区町村の介護保険の窓口で「自分は対象になりますか」と確認してみてください。
⑩ 合わないと感じたら、変えていいのです
ここは、ぜひ知っておいていただきたいところです。
デイサービスやショートステイの事業所は、変えられます。一度決めたら最後まで、ということはありません。合わないと感じたら、別のところを探してよいのです。
- まずケアマネジャーに相談——「合っていないように見える」「本人が行きたがらない」と伝えます
- 何が合わないのかを整理する——雰囲気、活動、入浴、送迎の時間、特定の場面など。具体的なほど、次に合うところが見つかりやすくなります
- 別の候補を見学・体験する——今のところを続けながら、並行して見に行くこともできます
- ケアプランを見直す——事業所が変わればケアプランも作り直しになります。ケアマネジャーが手続きを進めてくれます
「言いにくい」というときの伝え方
ケアマネジャーに「変えたい」と言うのは、気が重いものです。せっかく探してくれたのに、と思ってしまう。事業所に悪いような気もする。その気持ちはよく分かります。
でも、合わないサービスを我慢して続けることは、誰の得にもなりません。本人はつらいまま、家族は気を遣うまま、事業所も本人が楽しくないことに気づけないままです。
言い方に困るときは、こんな形が使えます。
- 事業所を責めない形で——「本人がどうも落ち着かないようで、他の雰囲気も見てみたいのですが」
- 相談の形で——「合っているかどうか判断がつかないので、比べるために別のところも見学できますか」
- 具体的な事実で——「帰ってくるとすごく疲れているので、時間が短いところがあれば知りたいです」
- お礼を添えて——「探していただいて助かりました。そのうえで、もう少し合うところがあるか一緒に考えてもらえますか」
それでも相談しにくい、話を聞いてもらえないと感じる場合は、ケアマネジャー自体を変えることもできます。その方法はケアマネジャーの選び方・変え方でくわしく説明しています。
気になることは、早めに伝えたほうがいい
事業所を変えるまでいかなくても、気づいたことは早めに伝えたほうがうまくいきます。「お風呂を最後にしてもらえますか」「送迎はもう少し遅い時間になりませんか」「あの活動は苦手そうです」——こうした小さな相談で改善することは、実はとても多いのです。
事業所の側も、本人が楽しく通ってくれることを望んでいます。困っていることを伝えるのは、クレームではなく相談です。連絡帳を使う、送迎のときにひと言添える、ケアマネジャー経由で伝える。伝え方はいくつもあります。
⑪ 在宅で続けるのが難しくなってきたときには
デイサービスとショートステイを組み合わせて、訪問介護も入れて、それでも在宅で続けるのが難しくなってくることがあります。夜に何度も起きるようになった、一人にしておくのが心配になった、介護する側の体が持たなくなった——理由はさまざまです。
そうなったとき、選択肢のひとつとして施設があります。
ここで大事なのは、すぐに決めなくてよいということです。今は在宅を続けるつもりでも、「どんな選択肢があるのか」を知っておくだけで、気持ちの余裕はずいぶん変わります。実際に必要になったときに慌てて探すより、余裕のあるうちに情報を持っておくほうが、落ち着いて選べます。
在宅の限界が近づいているかどうかの見方は、在宅介護の限界サイン8つ|施設入居を考えるタイミングで整理しています。あわせて、介護するご家族自身の心の守り方は介護する家族の心のケア|共倒れしないためにをご覧ください。
まずは、身近な相談先へ
デイサービスやショートステイのことで迷ったら、相談できる場所は決まっています。
| 相談先 | 何を相談できるか |
|---|---|
| 担当のケアマネジャー | 使えるサービスの組み立て、事業所の紹介、見学や体験の手配、使える日数や費用の計算、事業所の変更。いちばんの窓口です |
| 地域包括支援センター | 市区町村が設置している高齢者の相談窓口です。無料。まだ介護サービスを使っていない段階でも、要介護認定を受けていなくても相談できます。急を要するときの相談先にもなります |
| 市区町村の介護保険の窓口 | 要介護認定の申請、負担限度額認定の申請、地域独自の助成制度、地域密着型サービスのこと |
| 利用を考えている事業所 | 見学・体験の申し込み、1日の過ごし方、設備、送迎の範囲、実費でかかる費用の内訳。遠慮せず直接聞いてよい相手です |
| 介護サービス情報公表システム | 厚生労働省が運営しているサイトで、事業所の情報を地域ごとに検索できます。候補を探す入り口として使えます |
📌 まとめ
- デイサービスは日中を、ショートステイはまとまった日数を任せられるサービス。在宅介護を続けるための土台です
- 同じ「デイサービス」でも中身は事業所ごとにまったく違います。だから選ぶことに意味があります
- 似た名前のサービスがあります。リハビリ中心なら通所リハビリ(デイケア)、小規模なら地域密着型、認知症に特化したものなら認知症対応型。目的で選ぶと迷いません
- 選ぶときに見る視点は7つ——規模/活動の内容/入浴設備/送迎/医療的な対応/認知症への対応/曜日と回数の融通
- 見学は必ず、できれば体験利用まで。候補は2〜3か所。通う予定の曜日に行くこと。できればご本人と一緒に
- 見学で見るのは設備より人。職員の声のかけ方と表情、利用者さんの表情と会話。そしてトイレ・におい・清潔さ
- ショートステイは、家族が休むために使ってよいサービスです。遠慮はいりません
- ショートステイには生活が中心のもの(短期入所生活介護)と、医療的な管理があるもの(短期入所療養介護)があります
- ショートステイの日数には決まりがありますが、実際に何日使えるかはケアマネジャーに計算してもらってください。予約は早めに、複数の施設を確保しておくと安心です
- 「行きたくない」は自然な気持ち。無理強いせず、理由を聞き、体験から始め、回数・曜日・事業所を変えてみる。一人で説得しようとせず、ケアマネジャーに相談を
- 費用は要介護度・回数・事業所・地域・所得で変わります。食費などの実費は保険の対象外。金額は必ずケアマネジャーと事業所に確認
- 負担限度額認定は申請しないと使えません。ショートステイを使うなら市区町村の窓口で確認を
- 合わないと感じたら、事業所は変えられます。「事業所が悪い」ではなく「合わせ方を変えたい」という形で相談を
デイサービスもショートステイも、うまくかみ合えば在宅の暮らしをずいぶん軽くしてくれます。でも、それは「合っているとき」の話です。だからこそ、見に行ってください。本人の表情を見てください。そして、合わないと思ったら変えてください。
選ぶ手間を惜しまないことが、結果として長く続けられる形につながります。そして、その手間はご家族一人で背負うものではありません。ケアマネジャーも、地域包括支援センターも、そのためにいます。どうか一人で抱え込まないでください。
介護保険の制度や料金の計算方法は定期的に見直されており、2026年(令和8年)6月にも介護報酬の改定が行われています。また、利用できる日数や条件の細かい運用は、お住まいの市区町村によって異なる場合があります。
実際に利用するときは、必ず担当のケアマネジャー、地域包括支援センター、市区町村の介護保険の窓口、利用を考えている事業所で、最新の内容をご確認ください。